第13回 コンポーネント紹介 【ハイパーリンクとか】

TIPS
TIPSTIPS:Components

今回は、リンク系のコンポーネントを4つご紹介いたします。
ハイパーリンク、名刺、共有フォルダー、QRコードを作れます。

前回はコチラ

Hyperlink(ハイパーリンク)

押すと、指定されたURLをブラウザで開いてくれるコンポーネント。

・場所
Utility/

項目解説初期値
URL:開くURL。null
OpenOnce:?有効
Reason:開く理由。null

・使い方
適当なスロットにアタッチ。(コライダーも必要)
URLとReasonを入力。

・補足
コライダーと同じスロット又は親スロットにアタッチすると、機能します。
通常のボタンと異なり、ハイライト表示やコントーローラーの振動等は設定できませんが、TouchEventRelay等を組み合わせることで可能になります。
ハイパーリンクを開こうとすると、External Link(警告:外部リンク)画面が表示されます。
URLや理由を確認し、安全なハイパーリンクかどうか判断し、怪しい奴は「キャンセル」も視野に入れて検討しましょう。
「開く」ボタンを押すことで、PCのブラウザでハイパーリンクが開きます。(VRでも、ダッシュメニューのデスクトップ表示で簡単にブラウザを見れます。)
簡単にハイパーリンクを作る事ができるので、宣伝ポスターにリンクを貼ったり、制作物のクレジット表記に使ったりできます。

・Neos Wiki リンク
https://wiki.neosvr.com/Hyperlink_(Component)

FriendLink(フレンド リンク)

ダッシュメニューのフレンド画面を開いてくれるコンポーネント。

・場所
Cloud/

項目解説初期値
UserId:ユーザーID。アタッチしたユーザー(自動)

・使い方
適当なスロットにアタッチ。(コライダーも必要)

・補足
コライダーと同じスロット又は親スロットにアタッチすると、機能します。
押すと、ダッシュメニューのフレンド画面が開いて、そのユーザーが表示されます。
ユーザーのネームプレートを押しても、同じようにフレンド画面が表示されます。
名刺を作って交換したりできます。名刺にハイパーリンクも組み合わせれば、自分のSNSや動画チャンネル等へのリンクも付けられるので、ぜひ試してみて下さい。

・フレンド画面について
フレンド画面からフレンドの申請・許可・削除・BANが出来ます。
フレンドの居るセッションへJoinや、フレンドを招待したりもできます。(招待があれば、セッションの人数制限等があっても入れます。)
テキストメッセージ・ボイスメッセージ・アイテム・お金・ストレージ容量も送る事が出来ます。
この画面で送信したアイテム等も、ストレージ容量を使ってしまうので無駄遣いしないようにしましょう。

・Neos Wiki リンク
https://wiki.neosvr.com/FriendLink_(Component)

InventoryLink(インベントリー リンク)

受け渡しできる、共有フォルダーリンクを作れるコンポーネント。

・場所
Cloud/

項目解説初期値
TargetName:共有フォルダーの名前。null
Target:共有フォルダーのUri。null

・使い方
ダッシュメニューのインベントリー画面で、共有したいフォルダーを選択して、画面右上の手紙アイコンを押す。

・補足
勝手に実体が生成されます。(コンポーネントやスロットが自動的に作られる。)
共有フォルダーのURIをPC画面上ペーストするだけでも、作る事ができます。
自分のインベントリーに保存する事で、共有フォルダーのリンク(ショートカット的なやつ)ができます。
このコンポーネントがアタッチされたアイテムを保存すると、共有フォルダーのリンクに化けちゃうので、気を付けましょう。
名刺等のアイテムに共有フォルダーを付けたい場合は、別のコンポーネント等と組み合わせて工夫する事で可能です。(私べるネの名刺は裏面のボタンを押すと、共有フォルダーが出て来る仕組みになっています。)

・インベントリー画面について
黄色が自分のフォルダーで、左上に三角マークがついている物は共有中で、橙色は共有フォルダーです。
既にアイテムが沢山保存されているフォルダーを共有化すると、シンクが大変なことになるので、やらない方が良いかも。
共有フォルダーを作る際は、画面右上の十字アイコンを押して新しいフォルダーを作ってから、アイテムを入れて共有化するのがおススメです。
フォルダーの名前には、日本語も使用できます。スペースで改行もできます。簡潔で分かりやすい名前を付けましょう。
共有するモノの規約は遵守しましょう。再配布不可なモノを共有するのは絶対にダメです。
共有を中止する場合は、画面右上のアイコンを押しましょう。

・Neos Wiki リンク
https://wiki.neosvr.com/InventoryLink_(Component)

StringQRCodeTexture(ストリング QRコード テクスチャー)

QRコードが作れるコンポーネント。

・場所
Assets/Procedural Textures/

項目解説初期値
FilterMode:テクスチャのフィルター。Point
AnisotropicLevel:異方性フィルタリングのレベル。8
WrapModeU:左右の繰り返し設定。Repeat
WrapModeV:上下の繰り返し設定。Repeat
MipmapBias:ミップマップのバイアス。0
Format:画像のフォーマット。RGBA32
Payload:QRコード化する文字列。無し
ECCLevel:誤り訂正レベル。M(15%)
Color0:背景色。白(R1,G1,B1,A1)
Color1:QRコードの色。黒(R0,G0,B0,A1)
テクスチャをベイクベイクしてStaticTexture2Dにする。

・使い方
適当なスロットにアタッチ。
PayloadにURL等を入力。

・補足
コンポーネントの名前を掴むと、テクスチャを取り出せる。
QRコードリーダーは無いので、PC画面に表示してスマホ等で読むしかない。
プロシージャルテクスチャ類は、Format等を変更すると、たまに動かなくなっちゃうので気を付けましょう。
ECCLevelは、L(7%)~H(30%)で選択可能です。(M以上がおススメです。)
ハイパーリンクの方が便利なので、使用する機会は少ないかも。

・Neos Wiki リンク
https://wiki.neosvr.com/StringQRCodeTexture_(Component)

おわり

以上で第13回は終了です。拙文ではございますが、最後までご覧頂きありがとうございました。
NeosVRでは、名刺を持っている人が沢山います。様々な面白い名刺があるので、ぜひ交換して遊んでみて下さい。
次回は、ワールドポータルやワールドサムネイルに関するコンポーネントを紹介予定です。
お楽しみに!

第14回 コンポーネント紹介 【ワールドリンク】

     
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